ビビットなオレンジ色がとても美しい楊貴妃メダカに一目惚れし、飼育を開始しました。
※このページの写真は全てiPhonexで撮影し、トリミング以外の修正は一切していません。
購入は令和元年10月5日。
これから少しずつ気温が下がりメダカの活性も下がっていく時期ですので、購入のタイミングとしてはなんとも微妙です。(なぜ購入がこの時期になってしまったのかも記事の中で説明しています。)
そうは言っても飼育を開始したからには繁殖を成功させて数を増やしたい。
令和元年のうちに繁殖に成功するかどうかは分かりませんが、産卵から孵化、更にその後の稚魚の成長までこの記事一本で記していきたいと思っています。
状況に合わせて随時更新していく予定ですので、たまにチェックしていただけると嬉しいです。
さて、前置きはこれくらいにして早速本題に入っていきましょう。
楊貴妃メダカとはどんなメダカなのか
以前はよく店頭にヒメダカが売られていましたが、ヒメダカよりも断然オレンジ色が強いです。
(そういえば最近ヒメダカってあまり見かけなくなったような気がしませんか?)
楊貴妃メダカは、出回り始めたばかりの頃は1尾2,000円以上とぶっ飛んでおり、大変高価なメダカでしたが、現在はだいぶこなれて購入しやすくなりました。
楊貴妃メダカはその美しい姿から中国の世界三大美女である楊貴妃の名前を冠していますが、個人的には実際に見たことのない楊貴妃より美しいと思っています。
楊貴妃というよりスーパーオレンジとかスーパービタミンといった感じの名前の方がしっくりきそうなほど、オレンジ色が鮮やかで美しいです。
現在のメダカの飼育状況
ちょっと話が脱線しますが、うちでは現在4種類のメダカを飼育しています。
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空いていた水槽やもらった水槽、ホームセンターで買ってきた400円くらいの安い樹脂製の睡蓮鉢など6つの入れ物の中に、それぞれ植木鉢に植えた水生植物を沈めています。
植木鉢に植えた水生植物は主に近所の用水路から採ってきたものです。
できるだけ飼育コストをかけないようにしていますが、土だけは水生植物用のものを買いました。
用水路の土には怪しい細かい虫や線虫がいてちょっと気持ち悪かったためです。
これらは全て一年を通じて庭に置いています。
エアーは入れていません。
冬は水が凍りますが、メダカはちゃんと生きています。
水換えは一年に一回容器内を洗う時だけ行い、あとはたまに減った分の水を補充しているだけです。
たったこれだけですが、餌を与え過ぎないようにだけ気をつけていればメダカは滅多なことでは死にませんし、ガンガン卵を産んでくれます。
ただし稚魚が増えることはありません。
孵化した稚魚はすぐに親魚に食べられてしまいます。
メダカを増やすことはとても簡単です。
卵のついた水草を他の容器に移しておけば、すぐにメダカの稚魚王国が出来上がります。
メダカが欲しいという人が現れたので卵の付いた水草を別の容器に入れておいたところ、あっという間に容器の中が稚魚だらけになりました。
水草にくっついている卵って思いのほか多いものです。
6つの入れ物を管理しているとそれだけで結構場所をとるので、基本的にはこれ以上メダカを増やさないようにしていました。
それでも手に入れてしまったほどオレンジの発色が鮮やかで美しく、一目ぼれしてしまいました。
楊貴妃メダカの購入は農産物直売所がコスパ最強
これが今回埼玉県行田市にある『古代蓮の里』のお土産店で購入した楊貴妃メダカです。
よくホームセンターや道の駅で楊貴妃メダカを見かけますが、ここまで美しい発色のものってなかなか見かけません。
しかもこれだけの発色の良さでありながら、6尾500円って僕の知る限りコスパ最強です。
近所の農産物直売所でも美しい楊貴妃メダカが売られていましたが、そこは3尾で398円でした。(これでもホームセンターや専門店より安いです。)
繁殖を考えた場合、3尾ではちょっと心もとないです。
どうですかこの目の覚めるようなオレンジ色。
本当に美しいですよね!
楊貴妃メダカの飼育環境
飼育環境は、これまで別のメダカを飼育していた状態のまま、メダカを楊貴妃に入れ替えました。
ホームセンターで400円で購入した樹脂製の睡蓮鉢に水を満たし、その中に植木鉢に植えた水生植物を沈めています。
専門店や通販などで高いメダカの鉢や容器が売られていますが、こんな感じのもので十分だと思っています。
僕は過去に熱帯魚や金魚を飼育していたことがあります。
この時の経験から初心者がお店に行くと店員に勧められるまま本来不要なものまで買わされたり、ほかで安く手に入るものを高値で買わされたりするものです。
特に魚飼育の専門店で売られている道具は値段が高いです。
容器などホームセンターを覗けばメダカ飼育に使えるものがたくさんあります。
また、最近では百円ショップでも魚の飼育のための用具が売られていますので、ぜひこういったところもチェックしてみてください。
容器の中の水生植物のほとんどは近くの用水路から採ってきたものです。
もしお近くに川や用水路などがありましたら是非覗いてみてください。
案外見つかるものです。
エアーは入れません。
管理といえば、餌を与えることと、たまに減った分の水を補充するだけです。
餌の与え過ぎにだけ気をつけていれば、メダカは元気にすくすく育ち、死ぬことはありません。
夏場は毎日のようにガンガン卵を産んでくれます。
楊貴妃メダカを飼育容器の中に放す前にやらなければならないこと。
楊貴妃メダカに限らず魚を買ってきた場合、必ずすることがあります。
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1.水道水は必ず半日以上汲み置きした水を使用する。
水道水には魚にとって有害な塩素が含まれているので、そのまま魚を入れてしまうと魚は全て死んでしまいます。
水道水を使用する場合は必ず半日ほど汲み置きして塩素を飛ばしてから使ってください。
もし時間がないのであれば、必ずカルキ抜きを使用して塩素を中和してください。
このような固形タイプの方がお安く手に入りますが、液体タイプもあります。
容器内の水量に応じた規定量を水に溶かせばすぐに魚を入れることができます。
2.水温を合わせるため、袋に入った状態のまま移す容器の水に30分以上浮かべる。
水温差が激しいとショックで魚が弱ったり死んでしまうことがあるので必ず行ってください。
メダカが入っている袋の中の空気がパンパンであれば1日くらいは生きます。
袋に入ったままの状態で容器内の水に浮かべ、水温を合わせます。
30分から1時間くらい浮かべておけば大体水温は合います。
3.水合わせをする。(高級魚の場合)
水合わせとは、買ってきたメダカの入っている水の中に少しずつ飼育する容器の水を足していき、メダカを飼育水に慣らしていくというものです。
正直僕はメダカで水合わせをしたことはありません。
以前高級金魚を購入したときにビビって水合わせしたことがあるくらいです。
水合わせしない理由は、前日以前からきちんと飼育環境を用意してからメダカを容器の中へ移しているためです。
これまでこれで死んでしまったメダカはいません。
ただし、飼育する環境によっては水質が大きく異なる場合があるので、メダカの安全を考えると行った方が良いとは思います。
満を持して楊貴妃メダカを飼育容器の中へ
水温合わせが終わりいよいよメダカを容器の中へ移します。
この瞬間はいつもドキドキします^^
この写真は容器に移してから30分ほど経ち、はじめてエサをあげた時の写真です。
オレンジ色がとても目立っています。
まるで小さな金魚のようです。
はじめての餌もしっかり食べてくれました。ひと安心です。
エサによっては食いが悪いものがあります。
このエサに変えたら全てのメダカの食いつきが良くなりました。
別の餌と一緒に与えると、どのメダカもまずはこちらの餌からガツガツ食べています。
最後に
今回は楊貴妃メダカの購入から容器へ移したところまでをご紹介しました。
今後、産卵等なにか動きがあれば順次この記事に入れていきたいと思っています。
まだまだ今年中のメダカの産卵の可能性はありますが、今回購入したメダカのサイズがちょっと小さいのが気になります。
産卵はもしかしたら来年になるかもしれません。
いずれにしても他のメダカ同様、大切に育てていきたいと考えています。
最後までご覧いただきありがとうございました。