昨日(2019年7月7日)、日本人の祖先がどうやって大陸から日本列島にたどり着いたかを検証する試みとして、台湾から与那国島へ向けて手漕ぎの丸木舟が出航しました。
台湾から与那国島までなんと約200キロ!
しかも途中に秒速1~2メートルの流れの速い黒潮を越えるとのこと。
今回丸木舟に乗り込んでいるのは男性4名、女性1名の計5名。
5名ともシーカヤックなどの熟練者だといいます。
個人的には漕ぎ手の中に女性がいることにちょっと驚きました。(トイレとか大変そう^^;)
この丸木舟も当時を再現するために、杉の大木を石斧で切り倒し中をくり抜いて作ったそうです。
また、地図やコンパス、時計は持たず、地形や星などを頼りにして航行するとのこと。
今回のこの試みに対する熱い思いが感じ取れます。
当時の舟は遺跡から見つかっていないので、再現プロジェクトでは過去に草を束ねた舟や竹のいかだで検証を重ねてきたもののいずれもうまくいかなかったそうで、今回の検証には大きな期待がかかっているようです。
航海は30~40時間かかる見通しでうまくいけば8日夜~9日朝に与那国島に到着するそうです。
流れの速い黒潮を越えられるかどうかが大きな鍵のようですが、なんとか無事に与那国島にたどりついて欲しいです。
検証の結果いろいろなことが分かると思います。
そちらにも期待したいです。
今はただ無事を願うばかりです。
そして良い結果が出るといいなと思っています。
それにしても3万年前の渡航はどんな感じだったのでしょう。
当時の人たちが一生懸命丸木舟を漕いでいる光景を想像してみるのも楽しいです^^
2019年7月24日、東京上野にある国立科学博物館内にこのような募金箱がありました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
追記
プロジェクトが無事終了しました。
そちちについても記事を書いてみました。